飛騨の匠学会の概要OUTLINE
飛騨匠絵葉書 第一回企画分が完成しました!
飛騨の匠を身近に感じていただくことをめざして、<飛騨匠絵葉書>を製作しました。記念すべき第一回は飛騨版画に注目し、守洞春、袖垣治彦の代表作二十六葉を発売しました。1枚100円(税込)で飛騨・世界生活文化センターのミュージアムショップや高山市下三之町の匠館で販売します。
また、飛騨・世界生活文化センターでは飛騨匠にまつわる史跡、松田亮長の根付、富本憲吉らの陶磁器など十三葉を広報用として製作。数量限定で希望者に配布いたします。
飛騨版画は飛騨の豊かな森林に囲まれた環境と、先人の「飛騨の匠」が築いてきた技と伝統が彩なす「木を彫り・操る」という精神性の中で花咲いてきました。今回は高い芸術性で全国に飛騨版画の名を高めた守洞春と、学校での版画教育にも尽力した袖垣治彦の作品を取り上げました。
数ある飛騨匠の史跡からは鎌倉時代に活躍した飛騨権守藤原宗安の足跡をたどり、白山中宮長滝寺大講堂と立花の六角堂を、さらに飛騨国分寺の木鶴大明神像と三重塔、日下部家・吉島家を取り上げました。
また工芸の領域からは飛騨一位一刀彫の祖とされる松田亮長の精緻な根付と戦中・戦後にかけて高山に開校した東京美術学校工芸技術講習所の作品から人間国宝 富本憲吉作による鈞窯扁壺など数点を絵葉書にしました。今後も興味あるテーマに沿って種類を広げ、飛騨匠に親しむ絵葉書コレクションにしてゆきます。
それぞれの詳細については当サイトの以下の記事をご覧ください
「飛騨の版画」「鎌倉時代 郡上市長滝寺は「藤原宗安」が建造した」
「飛騨の工芸(春慶、一刀彫)」「東京美術学校工芸技術講習所が高山にあった」