飛騨の匠とはHIDA NO TAKUMI
飛騨木工連合会の技術・技能者表彰
自治体の表彰(認定)とは別に、各種業界団体でも団体加盟企業の職員や関係者を対象にした表彰制度を設けている場合がある。協同組合飛騨木工連合会でも独自に技能者表彰の制度を設けている。木工連合会の表彰制度には2つのものがあり、1つには同組合会員企業で働く技術・技能者で総合または特定の分野に優れた技能を有し、かつ技能を通じて、飛騨のモノづくりの水準を高めることに寄与した者(年齢を問わず、20年以上の実務経験者)を表彰する、その名も「飛騨の匠」表彰である。もう一つには、優れた技量または確固たる技能に基づいて、チャレンジ精神を発揮し成果をあげている者で、一級技能士あるいはこれと同等の技術・技能を有する者(年齢を問わず、10年以上の実務経験者)を表彰する「明日の匠」表彰がある。
それぞれの選考要件を見てみると、「飛騨の匠」表彰では「飛騨のモノづくりの水準を高めることに寄与していること」、「明日の匠」表彰では「飛騨のモノづくりの発展に寄与することが期待できること」とあり、飛騨のモノづくりの誇りとそれに精進する気運を高めることを掲げている。